よっぽどのご縁
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日本郵政株式会社 経営企画部門IR室担当部長
吉田 浩司(よしだ こうじ)
(一般社団法人日本秘書協会 元理事)
この言葉は、昨年10月の月例会において奈良薬師寺執事の大谷徹奘師による特別法話会「幸せの条件」で教えていただいた言葉です。講演後購入したご著書『「修(なお)」しながら「行(すす)」むから修行という』にサインを頂いた言葉でもあり、日めくりカレンダー「よっぽどの縁があってのあなたと私」の言葉です。
この月例会に参加することができたのは、担当する役員が偶然にも予定の退社時刻ではなく急遽退社となり時間ができたおかげです。大谷師が、「この雨の中この会場でお会いできたのはよっぽどのご縁です」とおっしゃったのには、何かの強い力に導かれて来たのかなと感じました。何かの強い力とは、縁なのか運なのか分かりませんが、感覚が鋭くなっていると時折感じることがあります。
最近立て続けに、不思議な出来事としか考えられないことが起こりました。なぜあの時あの場所であの人に会えたのだろう!相手もビックリ、こちらもビックリ。お会いするようにアポイントメントを取ったわけでもないのに、たまたま担当する役員をエレベーターまで見送ろうとした際、上階から降りてきたエレベーターに元上司がたまたま乗っており、扉が開いた瞬間、お互い「エッ」「オッ」。エレベーター前で役員を見送るつもりでしたが、役員と一緒に乗車してしまい、10秒ほどの再開を果たすことができました。また、資料を届けた帰りに本社入口で、退職され十数年来お会いしていなかった元上司に偶然お会いすることができました。普段は資料を取りに来てもらっていましたが、たまたまその日は時間があり、気分転換に隣接するビルに所在する施設部に資料を届けに行った帰りに偶然の再会。「よっぽどのご縁」です。せっかくのご縁をつなげるために、お二人には暑中お見舞いをお届けするなどし、今後のつながりを期待しています。
今年4月20日の郵政記念日に、永年勤続30年の功労表彰を受賞しました。私の名刺に貼ってある1円切手の前島密翁が郵便事業を発足してから144年になります。144年分の30年(約20%)の歴史づくりに貢献したことになります。今までいろいろな方に支えられ、困ったときに助けていただいたおかげで、今があるのだとつくづく思います。特に日本秘書協会理事に就任して以来、社外の方との交流が増え、いろいろな考え方を教えていただき、私にとって人としての幅を広げるために欠かせない大切な「交流の場」となっております。秘書そして秘書管理職の皆さまには、日本秘書協会における各種の交流の場をご活用いただき、より一層交流を深めていただきたいと思います。最後に、不思議な出来事が起こったきっかけと思われることを、皆さまにおすそ分けしたいと思います。今年5月の月例会で、株式会社華蓮・代表取締役・風水コンサルタント 川原宙子様の「ビジネス風水―幸せになる法則―」の番外編の中で、名刺入れに元気な方の名刺を納めると元気になるとのことでした。早速、川原様など月例会の講師の皆さまや全国秘書会議・新春例会で名刺交換させていただいたVIPの名刺をたくさん名刺入れに納め、元気を頂いております。
そして毎朝、大谷様の日めくりカレンダーで元気を頂き、今日はどのような「よっぽどのご縁」が待っているか想像しながら楽しく出勤している毎日です。