「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は完全に光を遮断した暗闇空間で、視覚障がい者の担当ガイドに導かれながら、視覚以外の様々な感覚とコミュニケーションを楽しむエンターテインメントです。一緒に参加するメンバーをニックネームで呼び合い、声を出して状況を説明し合うこと、白杖の持ち方、使い方、左手で物を探る時は手の甲側で確認をするなどの注意を受け、暗闇の世界へ入ります。暗闇になって直ぐは見えないことへの混乱、不安でいっぱいに。歩き始めは腰が引けて足を前に出すことすらままならず、先に行くメンバーが状況を教えてくれ、お互いに声を掛け合いながら少しずつ歩みを進めることができました。プログラムはシーズンごとに替わり、今回は電車での春の旅でした。電車に向かう途中、ブラインドサッカーのボールで転がしながらのキャッチボールで遊び、駅に到着。見えない中での乗り降り、座席を見つけて座ることの大変さを体感。声を出してお互いに助け合うことの大切さも実感し、チームとしての一体感も出てきました。電車を降りた後は靴を脱いでテントに入り、おやつを食べ、飲み物を飲むことも体験。最後は焚火を囲んでガイドさんの旅の話を聞いて光がある世界に戻ってきました。暗闇の中での心細さを解消してくれたのは声がけと差し伸べられた手でした。今後、街で視覚障がい者を見かけたら、進んで声を掛けて少しでもサポートできたらと思います。(まとめ:親睦会委員)
詳細
日時 | 2024年3月16日(土) 11:00~13:00 |
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会場 | ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」 https://taiwanomori.dialogue.or.jp/ |