九州支部「夏の講演会」には、講師に国連UNHCR協会事務局長特命 中村 恵氏をお招きし、オンラインで開催いたしました。初の日本人・女性・学者としてUNHCRを率いた緒方貞子氏(第8代国連難民高等弁務官)のパーソナルアシスタントを務められた際のエピソードも交え、日ごろお話をお聞きする機会が少ないUNHCRの役 割・目的、そして私達にもできる社会貢献などについて大変わかりやすくご講演いただきました。貴重な講演を拝聴する機会でした。ご講演の中に “緒方貞子のバトンをつなぐ” というお話がございましたが、その中でも特に “言葉の遣い手” について、中村氏はしっかり引き継いでいらっしゃると感じました。難しいことをわかりやすく、印象深く伝えるということに多くの学びがありました。そして私には私の立ち位置でなすべきこと、やれることがあると感動と勇気をいただきました。“自分が幸せになるには他者の幸せを実現すること” を肝に銘じてまいります。
詳細
日時 | 2022年8月19日(金)19:00~20:30 |
---|---|
会場 | オンライン形式(Zoom による配信) |
講師プロフィール
国連UNHCR協会 事務局長特命 中村 恵(なかむら めぐみ)氏
東京外国語大学卒業後、フランスに留学。外資系企業勤務を経て、1989 年に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に就職。ジュネーブ本部、駐日事務所広報室勤務の後、ミャンマーにて援助現場での活動に従事。2000 年末にUNHCRを退職し、2001 年に筑波大学大学院修士課程カウンセリングコース修了。日本の民間からUNHCR への公式支援窓口であるNPO 法人国連UNHCR 協会の設立(2000 年10 月)に関わり、現在は事務局長特命(渉外担当)。著書『難民に希望の光を 真の国際人緒方貞子の生き方』(平凡社)https://www.heibonsha.co.jp/book/b598255.html https://book.asahi.com/jinbun/article/14586240