コンプライアンスと危機管理の問題は、組織を構成する一人一人が意識を高くもち、自分の問題として捉え取り組んでいくことが重要で、信頼構築の基盤、ネットワーク機能を働かせるための人間力が必要であるとお教えいただきました。
「健全な組織風土」を築くためには、①当事者意識の浸透、②リスク感知能力の向上、③報・連・相の励行、活性化が必要である。危機管理の要諦は、迅速かつ的確な「初動対応」、常に状況が変わる中、アンテナを張り巡らせ、最新情報に関心を持つ。そして「組織を守るため大切にしたい、成長させたいという強い思いは、様々な難しい局面に直面しても、常に正しい判断や行動におのずと導くことになり、それぞれが組織を支える重要な役割を担っている。組織のトップやリーダーはそういう意識をもってもらえるような職場環境を整える事が重要」という心強いオンラインメッセージを受け留め、今後の仕事に真摯に向かっていきたいと思いました。
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日時 | 2021年8月6日19:00~20:30 |
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講師プロフィール
弁護士 尾崎恒康(おざきつねやす)氏(西村あさひ法律事務所 福岡事務所代表)
1994 年 東京大学法学部卒業、1994 年 司法研修所(48 期)、1996 年-2005 年 検事(1997 年-1999 年 福岡地方検察庁、1999 年-2000 年 東京地方検察庁特別捜査部、2003 年-2004 年 法務省大臣官房訟務部門行政訟務課付、2004 年-2005年 総務省行政管理局企画調整課行政手続室 課長補佐)、2005 年- 弁護士登録、2008 年- 西村あさひ法律事務所パートナー、2013 年- 同事務所福岡オフィス 代表弁護士、書籍・論文多数、2015 年及び 2020 年 Best Lawyers 受賞。