2023年 関西支部定例会7月【会員限定特別企画】京都 南座 ―南座前レストラン菊水でのランチと南座舞台体験―レポート レポート

大正5年に創業され、当時のハイカラな雰囲気が今も残る南座前のレストラン菊水で洋食ランチを楽しんだ後、講師の林様から歌舞伎や南座、ちょうど前祭の宵々山を迎えた祇園祭にまつわるお話をうかがいました。「これを知っていれば今日からあなたも客席案内ができる!」ほど、たくさんの資料をご準備いただいた充実の内容で、これまで知らなかった言葉や習慣などを知り、今後は一味違う目線で歌舞伎観劇を楽しめそうです。南座の舞台体験では、普段は歌舞伎役者たちが歩く花道を通って舞台上へ。場面転換の際によく見られる「廻り舞台」、舞台から奈落へ下がったり、天井近くへ上がったりする「迫り」、緞帳が下りる様子を舞台側から見るなど、役者の視点を実際に体験することができて、驚きと興奮の楽しいひと時でした。舞台体験後は、林様のご案内で南座内を見学。講演内容と繋がり、より一層理解が深まりました。(まとめ:関西支部)

2023年7月定例会集合写真

 

詳細

日時 7月15日(土) 12:30~15:30
会場 レストラン菊水・南座

講師プロフィール

林 信男(はやし のぶお) 氏(元松竹・京都検定1級保持者)

1955年 大阪生まれ。1978年 近畿大学法学部卒業後、1979年 松竹株式会社入社。道頓堀中座、演芸の浪花座、大阪松竹座、京都南座、90年花博テアトロ花座、祇園甲部歌舞練場顔見世、先斗町歌舞練場顔見世興行を歴任。第5回(平成20年)京都検定1級取得。角川カクヨムサイトに劇場小説をアップ。